農薬について思うこと
 2005.8.18 よもぎや 

明日写真をアップしようと思っていますが私の作る野菜は無農薬です。苗もたいてい自分で作っていますからオルトランなど種まき時から使う殺虫剤等も一切使っていません。もちろん畑の周囲への除草剤も使いません、根は広がって必ず地中で農薬を吸うと思うからです。無農薬野菜を食べられるのは幸せな事です。しかし虫がいないのではありません、病気がないのではありません。人より3倍は手をかけているんです。

まず
1.種まきは新しい土を使う(病気や虫がない)、
2.丁寧に種まきする(発芽を確実に)、
3.虫から守るためにカバーを完全にする(殺虫剤を使わないために)、
4.朝晩良く観察する(病害虫を早期発見、早期除去、成長は?水は足りているか?etc)、
5.植える畑の準備をしっかり(石灰による消毒やペーハー調整と肥料のすき込み等)、
6.的確な時期に定植する(農薬に頼らない丈夫な野菜を作るため)
その後も草取り草刈を出来るだけやって虫の害を防ぐ努力を怠らないこと(草があると虫が繁殖したり隠れたりする、草に肥料分をとられる)、
用が無くても朝晩見回ることで変化を見逃さない、倒れたりしている木は腐る可能性があるから起こしてやるとまた成長出来るというわけです。
そして大切な事をもう一つ、野菜について勉強する事、虫や病気についてもっと学ぶべきです。すると防ぐ方法も少しは見えてくるような気がします。

こんなに頑張ってこそ無農薬の野菜が作れ、食べることが出来るのです。これを出荷分やれと言われても到底無理なわけで、だから少しは農薬が必要なのです。
だって店頭に並んだ野菜がひどく虫食いや成長がまばらだったら買ってもらえますか?きっと出来の悪い野菜ってことになりますよね。まずそ〜〜って。
出来が悪くても商品があったらいいけれど虫や病気で野菜が全滅したら?大騒ぎです。それで海外から緊急輸入なんてことになる。海外で使っている農薬でも日本では許可になっていないものがいっぱいあってそれが入っているかもしれない。使用量の基準値も国によって随分差がある。だからヤッパリ少々の農薬を使っても国内産を食べたいし食べて欲しい。農薬を絶対使わない私が農薬擁護してるように受け取られるかもしれません。でもそうではなくてやむをえずなんです。苦渋の選択ってことです。これを予防のために使ってもらいたくないと思っています。どうしても必要なときに限って欲しい。お願いします。生産者の方もしこれを読まれたら考えてみてください。消費者の方も考えてみてください。

わたしはよく父に言います。農薬は「知恵と時間のない人が使うものよ」とね。生意気に聞こえるかも知れません。でも自家用分くらい必ず無農薬で出来ます。

2005.8.19
下の写真を見てください。ポットは大体同じ大きさに映っているでしょうか?もちろん現物は同じ大きさです。苗の出来は全く違うでしょう?なんとなんと写真1枚目が無農薬白菜苗です。2枚目は父が作った薬漬け苗です。同じ日に蒔いて1枚目のほうには虫が入らないように寒冷紗をしっかり掛けました。2枚目は何も掛けませんでした。手をかければ農薬を使うよりいい苗が出来ることをこれが証明しています。父の苗は農薬を使っても虫に食べられてしまったんです。






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